2012年10月30日火曜日

航空特殊無線受験

10月24日

東京晴海の無線協会にて航空特殊無線を受験してきました。

いつかソロで飛べえる日を目指しての最初の準備として無線の免許の取得を決めました。

飛行機で使う無線としては航空無線通信士と航空特殊無線技士の資格があります。

航空無線通信士は主に業務で使用される方が取得する資格で英語の科目もあります。
対して航空特殊無線技士は自家用で必須な資格で英語の科目はありません。

まずは確実に無線運用出来る資格を取得する為に、航空特殊無線の受験申し込みを行いました。

試験は年3回 6月、10月、2月にあります。
申し込みは財団法人日本無線協会のホームページの無線従事者国家試験申請システムから
申し込みを行いました。

申請はWEB画面の指示にしたがって記入項目を入力。その後試験料金の支払いは郵便局で指定口座に受験料を振り込めば終了です。りょ

しばらくすると受験票のハガキが送られてきます。

自分の受験会場は
→ 日本無線協会 試験センター  【住所】中央区晴海3-3-3 江間忠ビル
でした。地下鉄大江戸線「勝どき駅」A3出口より徒歩7分です。

試験日は平日ということもあり有給休暇を取っての受験です。

試験の科目は 法規・工学・電気通信術の3科目

試験の準備は特に参考書等は購入せずネットから過去数年分の過去問題をダウンロード
過去問を5年分位行いました。

法規・工学はこれで足ります。

やり方としてはまず、1回とにかく全部やってみる。答え合わせを行う。
間違えたところをチェックする。

2回目 同じことを繰り返す。 

過去問をやると大体重複した内容の問題が出題されます。
何度かやると、同じ問題、見慣れた問題が多くなります。
数回繰り返せば、ほぼパターンが読めてきます。


法規等で間違えやすいものは無線免許の出題。無線操作を行う本人が持つ無線従事者免許証と
無線局に与えられる無線局免許証を区別する。

申請の期限日数 1ヶ月とか30日、14日とか10日いろいろありますのでそのあたりは書いてメモを取り何の項目が何日と覚えます。

その他、電波の種類と周波数、
空中線電力50W以下の無線設備で25010kHz以上の周波数の電波を使用するもの・・・etc

工学も過去問題で法規と同様に行えば理解できると思いますが、厄介なのが計算問題。
出題の数値が変わる可能性があるので丸暗記だと不安です。

基本はオームの法則 E(電圧)=I(電流)R(抵抗) とそれを応用した P(電力)=E(電圧)I(電流)
を覚えておけば大丈夫です。問題の中には式を複合して解かなければならない物もあります。
基本はどちらかの式に対応する項目を代入してとけば解けます。

自分の場合、以前アマチュア無線の免許を取得しているので通常の無線工学は問題なくこなせますが航空特殊の場合、航空機独特のブレードアンテナやレーダー、トランスポンダの項目を理解しておかないとダメです。これは不明なところはメモを取って覚えました。

筆記の試験問題は1日、しっかり集中して過去問題を何度かやれば覚えきれちゃう程度の内容ですが電気通信術はある程度訓練しておかないとダメです。

電気通信術はフォネティックコード(phonetic code)というアルファベットの言い回しを覚えないとなりません。例えばAはアルファ Bはブラボー Cはチャーリー Dはデルタ 等です

最近は町の書店へ行っても無線関連のテキストを見ることは稀なので最近の常としてネットの情報を探します。フォネティックコード(phonetic code)はウィキペディアなどで出てきますので内容は理解できますが、実践として練習するには誰かに読みあげてもらってそれを記述したりしなければなりません。幸い「電気通信術 ソフト」でグーグル検索をかけるとフリーの練習ソフトを公開している方のHPにたどり着けますので、感謝しながらダウンロードして利用しました。

さて試験当日です。

13時試験開始なので12時半には会場へ入りました。
航空特殊無線なんて受験する人いるのだろうかと思って行ってみると会場は一杯です。200人以上受験しているのではという感じです。
結構若い人も多く、会話の内容から大学の航空部の方たちみたいでした。

13時開始なのですが12時45分くらいからフライング気味に試験の説明が始まります。
早めに入っておいてよかったと思いました。

試験はまず電気通信術の聞き取りから始まります。
始めます!練習!A-Zが読み上げられ続いて始めます!本文!ランダムに100文字読み上げられます。この瞬間は会場内、一斉に文字を書く音が響き渡る感じでした。緊張の2分間でしたが無事に聞き漏らしも無く(多分合格)終了。

続いて法規と工学ですが法規12問、工学12問の計24問 過去問をやっておけばほぼパターン化された(多少ひねっていても内容は同じ)問題なのでマークシートをマークする時間は3分もあれば終わってしまいます。退出の許可時間まで退屈です。

最後は電気通信術の読上げです。
番号札が渡されて別の教室へ入って行います。教室内には4人同時に読上げの試験が行われています。

大きな机に試験官1名、机にはA4くらいの紙にアルファベットがランダムに記入されています。
手にとってよく見ることができます。確認が終わったら 
 始めます!本文!A,B,C,D・・・、終わり!
一連の流れで終了です。

さすがにこれは緊張しました。2箇所とっさに出てこない単語があり・・・で減点2です。
それと集中が一瞬でも途切れると・・隣の方で読み上げているコードが耳に入ってきてしまします。
一部屋で4人ですから。 思わず釣られて間違ったコードを・・・
あ!と思っても冷静ならすかさず「訂正」で読みなおせば減点が少なくすんだのですが、冷静じゃありませんから、諦めて飛ばします!3点減点です。

全部終わって試験官の手元の紙をみると3点、1点、1点で5点減点されていました。
パーフェクトを目指していたので、5点でもショックです。

このあとは帰宅するのみ。
手応えは、多分大丈夫ではあると思いますが、読み上げの減点がかなりショックでの帰宅でした。





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