2012年10月3日水曜日

体験搭乗 9/9

2012年9月9日

実際に乗せていただきました。

いよいよ体験搭乗の日

まだクラブの概要もわからないまま自宅を出発。目標は10時頃現地へ到着。

日曜の早朝は国道1号も空いていて箱根も渋滞無しで越えて行ける。
高速を使わず自宅から富士川滑空場までは約2時間の道のり。

富士川に着くとすでに皆さん活動開始しています。
今回は滑走路内にずうずうしくも車で進入して駐車しました。

なんかとんでもない時間にやってきていきなりランウエイを横断してくる輩がいるので、皆さん?
って顔でこちらを見ています。
いちおう9日に来ることは伝えているので気合で進入しました。

本日体験搭乗しに来たことを伝えると、なんかそういう人がいたなぁみたいな感じでホワイトボードに順番を入れていただきました。

今日は、前回と打って変わって人がいっぱいいるではないですか!
何でも前日、暑気払いの宴会を富士宮の温泉で行ったそうで皆さん揃っているそうです。

到着して早々、ベテラン訓練生?より、操縦に関するマニュアルを見せていただいたり飛ばないときの活動を教えていただいたりで体験搭乗というよりはメンバーの一員として迎え入れて頂けてよかったです。

グライダーとは一人で飛ばすことができない乗り物で、地上でサポートする人たちの活躍がないと何も出来ないのです。これは実際経験してみないと分からない事でした。

飛び立ち着陸するには
動力がないのでランウェイ(滑走路)まで3人ほどの人力で押して行き、曳航機が準備され曳航用の索を取り付ける担当、翼の端を保持する担当、曳航機を操縦する人、無線で通信する人など。
着陸したあと滑走路の先までいって止まっている機体を回収(リトリブ)する人。

色々な仕事があってすべて行うと飛ばなくても退屈しないで済みます。


今回乗せて頂く機体はドイツ製アレクサンダー・シュライハーASK21です。
調べてみると1979年から現在まで生産されている機体だそうです。
航空機の分野は自動車みたいに数年でモデルチェンジすることが無いのですね。


ASK21



翼端を持つ妻

曳航索のつけ方も、リングを持って見せてパイロットへ確認、その後左手を開きながら合図を送り
「オープン」 左手を閉じて「クローズ」 索を持って引っ張りちゃんとついているか確認。
そのあと2メートルくらい先にある金属の金具(ヒューズ)を目視確認。重なっている穴の断面は歪んでいないか、固定ねじは緩んでいないか、保護テープは剥がれていないか。そしてヒューズの先の索を持って体重をかけて引っ張ります。機体が軽く動くくらいで確認終了してランウェイより離脱。

翼端担当は機体を水平に保ち、ロープが張るまで手を下で振り曳航機へ合図を、索が張ったら手を上にして振ります。軽く保持したまま進んで手を離して終了。

ランウェイ上での注意も聞きました。とにかく着陸方向に背を向けないとの事。
翼端の持ち方もただ水平に持つだけでなく、風の方向を気にして風上がわに機体を少し倒してあげると離陸しやすいそうです。

いろいろ教えていただいている間に順番が来ました。

あ、ちなみにサングラスは重要なアイテムのようです。


シートポジションとストラップの調整中
(皆さんサングラスしているのでそのまま掲載です)

初フライトの準備も慌しくじっくりゆっくりやっている事はありませんでした。
気がつくと索が繋がれ、記念すべきフライトにお付き合いいただいたO教官の合図の下、翼端が持ち上げられそのままスルスルと進み始めました。

今回は体験飛行?なのでカメラ持参で写しまくりです。


パイパースーパーカブに曳航されていよいよ離陸


 さすが富士川だけあって富士山を見ながらの遊覧飛行

グライダーの離陸はあっけないです。
旅客機と違って加速も強烈でないしスピードも時速100km/h位で地面から離れます。

しばし遊覧飛行をして蒲原方面の山上で曳航機から離脱。

滑空を始めます。

離脱後右へ旋回して機体を海の方向へ向けます。
O教官が「じゃ軽く操縦かんを握ってください」との声。
初めての操縦体験?と思いましたが基本教官でその動きに合わせて手を動かしている感じです。
とにかく感じを掴んで下さいという経験です。機体の速度を合わせて水平線の見え方、ラダーとエルロンを操作した時の機体の挙動を説明してくれました。

楽しい時間はすぐに過ぎ去るようであっという間に着陸態勢です。着陸は難しそうです。
着陸にはトラフィックパターンというものがあってランウェイ18(南向き)に降りるには富士川をさかのぼる様に進み国道1号と新幹線の中間ぐらいで左へ旋回して一気に高度を下げます。

いままでゆっくりだった操縦かんの動きが激しくなり、おおお~と言っているうちにあっけなく着陸でした。

夕方になり機体の片付けです。グライダーの機体は主翼を外し、トレーラーに乗せて格納庫へ保管されています。ASK21は400キロ弱ある機体なので主翼も重く片側100キロくらいあるそうです。

よく分からないまま撤収を終え格納庫へ戻り、その日の曳航代等の清算をして終了です。

体験搭乗と同時に静岡県航空協会へ入会したので体験搭乗の料金は会員料金でした。
通常はもう少し高くなるようです。

本日は夫婦で飛んで1万円ちょっと
それで1日遊べるのですから、考えてみると安いですね。

ちなみに当日、最高齢の現役パイロットの方がみえていました。
皆さん、「今日はすごい人が来ているよ」って教えてくれたのですが、航空業界素人の我々はよく分かりませんでした。後にいろいろ知りだしてくるとすごい人が来ていたんだと!

記念にサインもらって置けば良かったかも・・・

エキサイティングな体験飛行を予想していましたが、初回から訓練モードにちょっと突入していました。

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